ワークショップ 再告知! nanimo nai demo nanika aru

★ワークショップのご参加おまちしてます★
 ワークショップ<nanimo nai demo nanika aru> は、今日の私たちの生活における身体と環境のあり方に着目し、現代の都市生活や現代社会を生きる私たちの「生」により深く寄り添う新しいエコロジーを再考することを目指す展覧会「ファルマコン:医療とエコロジーの芸術的感化」の関連ワークショップです。(HP: http://mrexhibition.net/pharmakon/?page_id=2)
 ワークショップでは、実施会場となる崇仁地区で「環境の記憶」をテーマに、様々な手段でこれを抽出/観察/培養/保存します。採取した土や水に働きかけ、そこに含まれる植物の種子の発芽を試みたり、川の水を観察し、私たちの環境のバイオーム(biome, 生物群系)に目を向けながら、私たちを「取り巻くもの」についていっしょに考えてみましょう。
 ワークショップでは、希望に合わせて、単独かグ ループワークで、「環境の記憶」抽出の仕方を考えます。そして、11月23日 の第一回ミーティング以降は、みなさんの都合次第で、アーティストと協 働し、制作を進めていきます。ワークショップを提案するフロリアン・ガデンはこれまで、異なる種の生物(植物、動物、菌類)と無機物(石、金属、陶器)による生物彫刻を制作し、バイオームの多様性や環境における生命のインタラクションについて考察してきました。
 どなたでも参加できます!ぜひ 参加してみてください。
 ワークショップの成果は、12月1日から23日までターミナル京都およびCASにて開催中の展覧会「ファルマコン」の京都会場に展示予定です。ワークショップを通じて制作したみなさんの作品で、展覧会に参加してみませんか?
皆さんの参加をお待ちしております!
 ご連絡は、11月19日(日)までにモデレータの大久保美紀: garcone(a)yahoo.co.jp までお願いします。ご質問、ご都合、お答えします。関心を持たれた方、とにかくご連絡ください!


展覧会「ファルマコン」/ Expo Pharmakon

展覧会:「ファルマコン:医療とエコロジーのアートによる芸術的感化」
Pharmakon: Medical-ecological approaches for artistic sensibilization

企画:大久保美紀
共催:特定非営利活動法人キャズ
協力:The Terminal Kyoto、京都大学こころの未来研究センター
助成:ポーラ美術振興財団、朝日新聞文化財団

会場・日時:
ターミナル京都(2017年12月1日~23日): 〒600‐8445京都府京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424
CAS(2017年12月2日~23日): 〒556-0016 大阪府大阪市浪速区浪速区元町1丁目2番25号 A.I.R. 1963 3階

オープニング・レセプション
京都会場・大阪会場におきまして、各オープニングの日、アーティストを交えてレセプションを行ないます。フランスから参加のアーティスト達にとっては初めての日本での展示となります。ぜひお越し下さい。
京都会場:2017/12/1  ターミナル京都 18時~21時 参加無料
大阪会場:2017/12/2  CAS 16時~ 参加500円(16時からアーティストトーク、終了後レセプションを行います)

キュレーション:大久保美紀
アーティスト:Evor, florian gadenne, Anne-Sophie Yacono, Jérémy Segard, 石井友人, 犬丸暁, 大久保美紀, 田中美帆, 堀園実

<展覧会について>
展覧会「ファルマコン:医療とエコロジーアートによる芸術的感化」(Pharmakon : Medical and ecological approaches for artistic sensibilization )は、フランスより5名のアーティストを招き、日本で活躍する3名のアーティストとキュレータ自身を含める9名の作家からなる現代アートのグループ展です。本展覧会は、ターミナル京都(12月1日オープニング)、および特定非営利活動法人キャズ(CAS、12月2日オープニング)にて12月23日まで開催いたします。

本展覧会「ファルマコン」は、今日の芸術表現が有用性や存在意義を厳しく求められている社会的状況の中で、アートという手段によってこそ実現することのできる社会問題・環境問題への対峙と、芸術表現を通じて他領域への問題提起すること、その意識化の可能性を模索することをめざしています。とりわけ、自然環境と人間の営みの相互的関係や、自然の一部としての人間にとっての先端医療や科学技術の持つべき意味について、芸術的アプローチを介して丁寧に見つめ直すための新しいパースペクティブを提案したいと考えます。

薬理学の語源であるギリシャ語ファルマコン(Pharmakon=φάρμακον, Greek)は、「薬」=「毒」の両面的意味を併せ持つ興味深い概念です。本展覧会のタイトルとしての「ファルマコン」は、治療薬やドラッグ(remèdes, drogues)を意味すると同時に、染色剤や化粧品などの毒性のあるもの(poisons)を意味するこの言葉の語源に沿って、病が肉体に定着する以前に行なわれる不適切な行為(投薬など)が却って状況を悪化させる可能性を喚起しながら、身体の自然治癒能力と環境へのコミットメントのあり方を巡り、身体のより健全な生き方について考えるようわたしたちを導いてくれるでしょう。さらには、芸術表現は、特定のメッセージとして放たれ、個人や共同体や社会に深く享受されたとき、それがひょっとしてある既存の体制にとってラディカルなものであったとしても、将来の生活や環境に現在のあり方を改善し、それをより好ましい傾向へ向かわせるものとして、つまり「毒=薬」としてふるまうことに着目します。

本展覧会が、芸術領域、専門領域、鑑賞体験という個別のフィールドを超え、それぞれを有機的に結びつけながらダイナミックな対話を生み出す「感化的芸術」(Artistic sensibilization)の機会となるよう願っています。